2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[15p-D221-1~14] 9.5 新機能材料・新物性

2023年3月15日(水) 13:30 〜 17:15 D221 (11号館)

鈴木 裕史(弘前大)、宇佐美 雄生(九工大)

14:00 〜 14:15

[15p-D221-3] Sb2Te3/強磁性体における逆スピンホール効果と界面構造

諸田 美砂子1、畑山 祥吾1、ジェバスワン ウイパコーン2、深田 直樹2、齊藤 雄太1 (1.産総研、2.物材機構)

キーワード:カルコゲナイド、トポロジカル絶縁体、スピンホール効果

高配向Sb2Te3とNiFeの積層膜の逆スピンホール電圧を測定し、Sb2Te3膜厚との相関を調べた。その結果、Sb2Te3膜厚を変えたすべての積層試料で逆スピンホール電圧が観測され、Sb2Te3の膜厚が10nmのときに最大となった一方で、強磁性共鳴の線幅は最小となり、Sb2Te3膜厚に対して反対の依存性を示した。本発表では積層界面がSb2Te3の表面電子状態と界面スピン伝導に与える影響を議論する。