2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

1 応用物理学一般 » 1.4 エネルギー変換・貯蔵・資源・環境

[15p-D505-1~14] 1.4 エネルギー変換・貯蔵・資源・環境

2023年3月15日(水) 13:30 〜 17:30 D505 (11号館)

小栗 和也(東海大)、藤井 克司(理研)、内田 ヘルムート 貴大(東海大)

15:45 〜 16:00

[15p-D505-8] 光触媒効果による水分解に向けたTa3N5とβ-FeSi2の複合粒子合成

秋山 賢輔1、奥田 徹也1、入江 寛2 (1.神奈川産技総研、2.山梨大)

キーワード:半導体複合粒子、光触媒、鉄シリサイド半導体

水分解系の光触媒材料において、さらなる変換効率向上のために材料・システムが探索されている。このような背景の中H2発生光触媒とO2発生光触媒を接合させた二段階励起型の水分解系が提唱されるが、作製が困難とされており報告例は殆ど無い。我々はこれまでに気相成長法を用いて、ルチル型のTiO2粉末表面に鉄シリサイド(β-FeSi2)半導体粒子が分散した複合粒子を合成し、光触媒効果による水分解からH2、O2発生を報告した。本発表では窒化タンタル(Ta3N5)を担体とし、その表面にβ-FeSi2ナノ結晶粒を合成した複合粒子作製を報告する。