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[15p-E402-18] 溶液キャスト法とcytopスピンコート法による有機半導体微小結晶共振器を有したEL素子の開発
キーワード:有機半導体レーザー、微小共振器、(チオフェン/フェニレン)コオリゴマー
高輝度・高電力効率を実現するには誘導放出過程を用いた素子が有力で、近年では一部高機能のヘッドライトやレーザープロジェクター分野で実用化が進みつつある。これを簡便な作製プロセスで行うためには、柔軟なプロセスに対応可能な電流注入型有機半導体レーザーを実現する必要がある。近年電流注入発振が2つの材料系で実現したが、 そのうちの一つである (チオフェン/フェニレン)コオリゴマー(TPCO)結晶を簡便な溶液キャスト法を用いて作製し、光励起で簡単に発振が得られる微小共振器でのEL発光を実現した。動作電圧の低減など課題は多いが、詳細は講演で報告する。