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[15p-PA01-45] 垂直磁気異方性を有するコバルトフェライト薄膜の導電性制御
キーワード:コバルトフェライト、強磁性薄膜、垂直磁気異方性
本研究では、垂直磁気異方性(PMA)を持つ絶縁性コバルトフェライト(I-CFO)と導電性コバルトフェライト(C-CFO)の選択的な成膜方法を確立し、メスバウアー分光測定とXMCD測定および電気伝導特性評価から導電性と陽イオン価数・陽イオン欠陥の相関について考察した。PMAを持つI-CFOとC-CFOの作り分けに成功し、導電性の違いがFe2+イオンの存在比に対応することが分かった。さらに、第一原理電子状態計算によりCoxFe3-xO4+δは絶縁性、CoyFe3-yO4は導電性を示し、メスバウアー分光測定とXMCD測定の結果と一致した。