2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.1 作製・構造制御

[15p-PA03-1~18] 12.1 作製・構造制御

2023年3月15日(水) 16:00 〜 18:00 PA03 (ポスター)

16:00 〜 18:00

[15p-PA03-4] 非対称BTBT誘導体薄膜の相転移に伴うアルキル鎖のコンフォメーション変化

塩谷 暢貴1、下赤 卓史1、丸山 伸伍2、長谷川 健1 (1.京大化研、2.東北大院工)

キーワード:有機半導体、液晶、赤外分光法

Ph-BTBT-C10は有機薄膜トランジスタ材料として優れた電荷輸送特性を示すだけでなく,分子の異方的な形状に起因する非常にユニークな構造特性を示す.その一つが,一般的な結晶相に加えて,高秩序な液晶相(SmE相)を有することである.結晶相からSmE相への転移はアルキル鎖の融解を伴うと信じられているが,これまでその分光学的な証拠は見つかっていない.本研究では,Ph-BTBT-C10薄膜の相転移に伴うデシル鎖のコンフォメーション変化を明らかにした.