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[15p-PB03-2] 空気プラズマガス気泡化による1,4-ジオキサンの分解処理Ⅱ
キーワード:パルスストリーマ放電、バブリング、1,4‐ジオキサン
1,4-ジオキサン(1,4-DXA)は、エーテル臭を有する無色液体で有機反応用溶媒、安定剤、分散剤として利用されてきた一方、人への影響として発がん性が懸念され、国際がん研究機関IARCの評価で2B(ヒトに対して発がん性の可能性有り)に分類されている。それ故、2017年に土壌環境基準(0.05 mg/L)が設定された。1,4-DXAは難分解性有機物で、その分解処理には1,4-DXA分解菌による生物処理、フェントン法、オゾンマイクロバブルや促進酸化法などが提案されている。我々はオゾンより酸化電位の高いO*、O2*、OH等の活性酸素種(ROS)が高密度に生成する大気圧放電プラズマに多孔質セラミックス薄膜を密接配置したプラズマガス気泡化処理を提案した。本研究では気泡粉砕による気液界面比の増加が1,4-DXA分解効率に及ぼす影響等を調べたので報告する。