[16a-B309-1~9] 17.1 カーボンナノチューブ，他のナノカーボン材料

[16a-B309-6] CNT線材の電気抵抗率低減に向けた導電機構の検証

〇杉原 和樹¹、小泉 正治¹、山崎 悟志¹、児玉 高志²、千足 昇平² (1.古河電工、2.東大工)

キーワード：カーボンナノチューブ

低電気抵抗率CNT線材の実現可能性を検証することを目的として、様々なCNT原料に対して線材作製可能な湿式法によりCNT線材を作製し、評価した。複数の市販CNT原料を選択し、それぞれコール酸ナトリウム水溶液または98%濃硫酸中に分散させ、凝固液である有機溶媒または水中に吐出することでCNT線材を得た。OCSiAl製TUBALLのCNT線材は、嵩密度の増加に伴い電気抵抗率が嵩密度の-1乗に近い値に比例して低減する傾向を得た。当日は嵩密度及び配向度と電気抵抗率の相関の詳細や異なるCNTを用いた場合の比較等について報告する予定である。