[16a-B409-1~9] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[16a-B409-6] 電荷移動錯体を活用した新型有機熱電素子

〇(M2)近藤 駿¹、八尋 正幸^1,2、ラッシュ マティアス アンダーソン³、後藤 博史³、安達 千波矢¹ (1.九州大OPERA、2.ISIT、3.GCEインスティチュート)

キーワード：有機半導体、熱電発電、薄膜デバイス

現在、未利用エネルギーの有効活用が幅広く求められており、その中でも工場や自動車などから排出される廃熱の再利用が期待されている。現在、廃熱を利用した温度差発電は一部実用化には至っているものの、材料コストや設置条件の制限から幅広い普及には至っていない。そこで本研究では、廃熱や再生エネルギーである室温環境にありふれた熱エネルギーを用いてCT錯体の電荷生成と移動を制御した“新型熱電発電素子”を提案する。