[16a-D215-1~6] 16.2 エナジーハーベスティング

△ [16a-D215-4] 非対称TiO₂/PDMS複合フィルムを用いたトライボ発電出力の改善

〇(M1)周 青陽¹、滝田 隆仁¹、大河内 一輝¹、生野 孝¹ (1.東理大先進工)

キーワード：トライボ発電素子、非対称形状、高誘電率

これまで我々は，ポリジメチルシロキサン（PDMS）膜に高誘電率材料TiO₂微粒子を混合することで静電容量を増加させ，トライボ発電素子の出力を改善した．しかしながら，TiO₂微粒子の混合量には最適値があり，過剰な添加は出力低下を引き起こす．本研究では，混合量過多による出力低下の原因を明らかにするため，走査型電子顕微鏡（SEM）による表面構造の調査を行った．この結果に基づき，この問題を解決するために，非対称 TiO₂/PDMS 複合フィルムを作製し，大幅な特性改善を達成した．