2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

2 放射線 » 2.1 検出器デバイス開発

[16a-D311-1~11] 2.1 検出器デバイス開発

2023年3月16日(木) 09:00 〜 12:00 D311 (11号館)

黒澤 俊介(東北大)

09:45 〜 10:00

[16a-D311-4] OMOTENASHI搭載用 超小型能動型宇宙放射線線量計D-Spaceによる宇宙放射線計測

永松 愛子1、中西 大樹1、鈴木 良一2、寺沢 和洋3,1、藤田 康信4,1、会田 佳佑5、明石 小百合5、佐藤 達彦6、橋本 樹明1 (1.宇宙航空研究開発機構、2.産業技術総合研究所、3.慶應義塾大学・医学部、4.日本ナショナルインスツルメンツ株式会社、5.㈱エイ・イー・エス、6.日本原子力研究開発機構)

キーワード:超小型能動型宇宙放射線線量計D-Space、世界最小の月着陸機 OMOTENASHI、NASA SLS-1

2022年11月16日、ケネディ宇宙センター39B射点からSLS-1によって打ち上げられたOMOTENASHI 衛星は、打上当日の衛星分離後のバッテリー駆動可能な「38分間」のD-Spaceのテレメトリデータが受信できており、その間の地球地磁気圏外の放射線環境計測が実施できていた。
D-Spaceの実測データと、2021年に報告したHIMAC重粒子加速器照射試験結果およびOMOTENASHI衛星CADモデルを導入したPHITSシミュレーション評価から算定した、打上当日の宇宙放射線環境について報告する。