2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[16a-D505-1~11] 16.1 基礎物性・評価・プロセス・デバイス

2023年3月16日(木) 09:00 〜 12:00 D505 (11号館)

寺門 信明(東北大)、本間 剛(長岡技科大)、岸 哲生(東工大)

10:45 〜 11:00

[16a-D505-7] RMCモデリングによるLiMn2O4中のMnO6の局所歪みの評価

吉元 政嗣1、表 和彦1 (1.リガク)

キーワード:RMC法、局所構造、全散乱

結晶性材料の局所構造を推定するために、有限のセルサイズからでは計算できない周期構造 SP(Q)を実測値から算出するアルゴリズムを追加したRMC法を開発した。
Liイオン電池の正極材のLiMn2O4のX線全散乱データに対して本RMC法を適用した。結合原子価 (BVS) 法によって分類したMn3+O6八面体の結合角ヒストグラムは、典型的な八面体に特徴的な角度(θ = 90°, 180°)にピークが現れたものの、θ = 90°のピークは低角側に偏っており歪んだ八面体構造を示唆した。