10:45 〜 11:00
△ [16a-D505-7] RMCモデリングによるLiMn2O4中のMnO6の局所歪みの評価
キーワード:RMC法、局所構造、全散乱
結晶性材料の局所構造を推定するために、有限のセルサイズからでは計算できない周期構造 SP(Q)を実測値から算出するアルゴリズムを追加したRMC法を開発した。
Liイオン電池の正極材のLiMn2O4のX線全散乱データに対して本RMC法を適用した。結合原子価 (BVS) 法によって分類したMn3+O6八面体の結合角ヒストグラムは、典型的な八面体に特徴的な角度(θ = 90°, 180°)にピークが現れたものの、θ = 90°のピークは低角側に偏っており歪んだ八面体構造を示唆した。
Liイオン電池の正極材のLiMn2O4のX線全散乱データに対して本RMC法を適用した。結合原子価 (BVS) 法によって分類したMn3+O6八面体の結合角ヒストグラムは、典型的な八面体に特徴的な角度(θ = 90°, 180°)にピークが現れたものの、θ = 90°のピークは低角側に偏っており歪んだ八面体構造を示唆した。