[16a-E402-1~12] 12.4 有機EL・トランジスタ

[16a-E402-6] ポテンシャルカーブによる有機半導体の結晶構造予測

〇森 健彦¹ (1.東工大物質理工)

キーワード：有機半導体、有機トランジスタ、ヘリングボーン構造

多くの有機半導体はHB構造をもつが，最近brickwork構造をもつ高性能の有機半導体が注目を集めている。芳香族炭化水素では分子側面に対して面が優勢になるとHB構造が崩れるが，これをチオフェンを含む系に拡張することを試みた。二面角の関数としてポテンシャルを計算すると，HBになる分子ではθ=60 ^o付近に極小が現れ，θ構造になる分子では130^o付近が極小となり，結晶構造を正しく予測できた。