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[16a-PB03-8] KOHフラックス法により作製したRE123の超伝導性改善に向けた検討
キーワード:超伝導体、REBCO、KOH
KOHフラックス法では、500 ~ 700ºC程度の低温でRE123結晶膜の作製が可能であるが、Tcの低下や消失がみられた。この現象は、2価のBaが3価のREで一部置換されることによるホール濃度の低下が原因として考えられている。そこで、3価のRE を2価のCaで置換しホール濃度を増加させることを試みたが超伝導転移は見られず、c軸長の比較からCaがBaサイトに固溶している可能性が示唆された。