2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

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[16p-A307-1~13] ナノ光熱変換が拓く異分野横断型光科学の新地平

2023年3月16日(木) 13:30 〜 18:20 A307 (6号館)

柚山 健一(大阪市立大)、東海林 竜也(神奈川大)

15:20 〜 15:35

[16p-A307-6] 異種プローブの光濃縮による迅速・高感度なDNA定量分析法の開発

豊内 秀一1、大間知 誠也1,2,3、林 康太1,2,3、高木 裕美子1、田村 守1,4、床波 志保1,3、飯田 琢也1,2 (1.大阪公立大LAC-SYS研、2.大阪公立大院理、3.大阪公立大院工、4.阪大院基礎工)

キーワード:光誘導加速、DNA検出、ヘテロプローブ法

分子認識機構を付与したプローブ粒子を含む液中において、光誘起力と流体力学的相互作用の相乗効果を利用した分子認識の光誘導加速の原理が提案されている。我々はこの原理を応用し、迅速・高感度にDNAを検出するヘテロプローブ法の開発に取り組んだ。発表では、高い直線性を示す検量線を得てDNA定量検出の可能性を示し、僅か3分間の光照射によって既存のデジタルPCRと同程度の高感度検出に成功した結果を報告する。