[16p-A408-1~18] 6.2 カーボン系薄膜

△ [16p-A408-9] 同位体制御によるダイヤモンドNV電子スピンコヒーレンスの向上

〇(M1)渡辺 幹成¹、市川 公善^2,3、寺地 徳之^2,4、関口 雄平⁴、小坂 英男^1,4 (1.横国大院理工、2.物材機構、3.金沢大、4.横国大 IAS)

キーワード：量子情報、ダイヤモンドNV

我々は量子中継器を担うデバイスとしてダイヤモンドNV中心に注目して研究している。様々な技術が開発されているが、依然として不要な環境との相互作用によるデコヒーレンスは課題の一つである。今回使用したサンプルは物材機構において、炭素の同位体である13Cの濃度を0.001%となるようにCVD成長させたものである。これにより、ラムゼー干渉で得られるT2*が150マイクロ秒、Hahn echoによるT2が1.5ミリ秒である結果を観測したので報告する。