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[16p-A410-2] チューリング機構を用いたマヨラナ準粒子の創発
キーワード:原子細線、マヨラナ粒子、半導体
今回我々は、ストライプ、X-、Y-接合、ナノリングなど、様々な配列を持つ原子スケールワイヤーを作製する簡単な方法を発見した。これらのワイヤは、厚さ1 u.c.、幅2 u.c. および4 u.c.で、長さは数マイクロメートルに及ぶ。さらにこのワイヤ作製は、反応-拡散過程が原子パターンの形成に不可欠な役割を果たしている可能性が示唆される。本講演では、この手法を用いることで、トポロジカル量子コンピュータの実現に必要不可欠であるマヨラナ準粒子を創発・観測する方法を議論する。