[16p-B309-1~20] 17.1 カーボンナノチューブ，他のナノカーボン材料

△ [16p-B309-11] ホウ素-ブレンステッド酸ドーパントによる単層カーボンナノチューブのP型化と高効率熱電発電デバイスの開発

〇田中 直樹¹、浜砂 碧¹、藤ヶ谷 剛彦^1,2,3 (1.九大院工、2.九大WPI-I2CNER、3.九大CMS)

キーワード：単層カーボンナノチューブ、ホールドーピング、熱電発電

単層カーボンナノチューブ（SWCNT）の性能向上にはキャリアドーピングが必要不可欠である。従来p型ドーパントは、超酸や金属酸化物、有機小分子が利用されているが、プロトンを供与するブレンステッド酸ドーピングは、ドープ制御や安定性の獲得が困難であった。本研究では、ホウ素化合物をベースとしたp型ドーパントを用いて大気安定性の高いSWCNTの作製に成功し、これを利用した高性能な熱電発電デバイスを開発したので報告する。