2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.5 接合,回路作製プロセスおよびデジタル応用

[16p-D215-1~16] 11.5 接合,回路作製プロセスおよびデジタル応用

2023年3月16日(木) 13:30 〜 18:00 D215 (11号館)

水柿 義直(電通大)、山梨 裕希(横国大)、竹内 尚輝(産総研)

16:00 〜 16:15

[16p-D215-10] 個別の動作点制御を廃し並列化させた超伝導乱数生成器の
出力乱数列の評価

近藤 亮太1、山梨 裕希1,2、吉川 信行1,2 (1.横国大院理工、2.横国大IAS)

キーワード:SFQ、SRNG

超伝導乱数生成器(SRNG)は高速動作性に優れている一方で動作点の時間変化に合わせて制御電流を調整する必要があり, 並列化には多数の電流源が必要となる. 先行研究[1]により周波数同期化現象を用いてT-FFに後続するJTLと多数のSRNGを共通のバイアスで駆動させることにより, SRNGからの出力確率を0.5に調整することができるため, 単一電流源での多数のSRNGの動作点自己調整が可能となることがシミュレーションにより明らかになっている.本研究では周波数同期化現象を用いて複数のSRNGの動作点を自己調整した場合の出力乱数列の品質評価を行った