[16p-D311-1~11] 2.1 検出器デバイス開発

[16p-D311-5] 廃炉作業用放射線モニタリングシステムに用いる酸化物長波長発光シンチレータの開発

〇(M1)松倉 大佑^1,2、黒澤 俊介^2,3,4、藤原 千隼^1,2、山路 晃広^2,3、大橋 雄二^2,3、横田 有為²、鎌田 圭^2,3、佐藤 浩樹^2,3、豊田 智史^2,3、吉野 将生^2,3、花田 貴²、村上 力輝斗²、堀合 毅彦^2,3、吉川 彰^2,3,5、田中 浩基⁶、高田 卓志⁶ (1.東北大工学研究科、2.東北大金研、3.東北大 NICHe、4.大阪大レーザー研、5.C&A、6.京都大複合研)

キーワード：シンチレータ、放射線検出器

福島第一原子力発電所の廃炉作業で用いる放射線モニタリングシステムには高発光量と650 nm以上の長波長発光を有するシンチレータが求められる。本研究では赤色および近赤外領域での発光で知られるCr³⁺を添加したGd₃Ga₅O₁₂ (Cr:GGG) やCe共添加での発光強度の向上について調査した。単結晶試料を育成し、ラジオルミネッセンスを評価した結果、0.01%Ce0.5%Cr:GGGの発光強度が最大となった。Ce共添加の効果の考察とともにモニタシステムの実証試験についても報告する。