2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[16p-D405-1~11] 2.5 放射線誘起蛍光体

2023年3月16日(木) 13:30 〜 16:30 D405 (11号館)

河口 範明(奈良先端大)、岡田 豪(金沢工大)

13:45 〜 14:00

[16p-D405-2] ナノ粒子装荷有機シンチレータの開発に向けたZrO2ナノ粒子の表面修飾の研究

渡邊 晶斗1、越水 正典2、横 哲3、成 基明4、笘居 高明5、阿尻 雅文3、林 大和1、藤本 裕1、浅井 圭介1 (1.東北大院工、2.静岡大電子研、3.東北大WPI-AIMR、4.東北大NICHe、5.東北大多元研)

キーワード:シンチレータ、ナノ粒子、水熱合成

有機シンチレータの機能を拡張することを目的とした重金属の装荷研究が数多く行われている.一般的に,これらの重金属の装荷量とシンチレータの発光量の間にはトレードオフの関係が生じてしまうことが知られている.我々は,次世代の金属装荷型有機シンチレータの一つの案として,ナノ粒子装荷有機シンチレータを提案し,超臨界水熱合成を通じた有機修飾ナノ粒子の合成を行ってきた.ナノ粒子が均一に分散する高品質な分散液を得るためには,ナノ粒子の表面修飾状態の精密な制御が求められる.本研究では,有機修飾ZrO2の合成を行い,高機能性を示すナノ粒子装荷液体シンチレータの開発を目指した.