[16p-D405-1~11] 2.5 放射線誘起蛍光体

[16p-D405-8] 中性子検出用Ce添加LiPO₃­­‒Al(PO₃)₃‒NaPO₃­­ガラスの開発

〇(B)長谷川 洸¹、中林 優輔¹、渡邊 晶斗¹、藤本 裕¹、浅井 圭介¹ (1.東北大学)

キーワード：シンチレータ、中性子

近年，中性子計測に使用されてきた³He比例計数管を代替する検出機器の開発が切望されている．その有力な候補として，⁶Li含有蛍光体を搭載した機器が挙げられる．しかし，当該機器を構成する材料としてのリチウムガラスには，高融点，高コストおよび長寿命発光という欠点がある．これを克服すべく，我々は，発光中心としてのCeを高濃度含有するLiPO₃‒Al(PO₃)₃ガラスを開発した。しかしながら，発光量においては，同ガラスは，市販のリチウムガラスに大きく劣る．本研究では, 同ガラス中のLiの一部をNaに替えたCe添加LiPO₃‒Al(PO₃)₃‒NaPO₃ガラスを製出し，その放射線誘起発光特性を調査した．