2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

9 応用物性 » 9.4 熱電変換

[16p-D411-1~13] 9.4 熱電変換

2023年3月16日(木) 13:30 〜 17:15 D411 (11号館)

林 慶(東北大)、石部 貴史(阪大)、永岡 章(宮崎大)

13:45 〜 14:00

[16p-D411-2] 銀カルコゲナイドAg2Teにおける電子物性の場所依存性

〇(DC)大根 誓哉1、宮田 全展1、小矢野 幹夫1 (1.北陸先端大)

キーワード:銀カルコゲナイド、場所依存性、電子輸送特性

固相反応法で合成したAg2Teでは,ゼーベック係数Sとホール係数RHの符号が一致しないという問題があった.この原因を探るため本研究では,Ag2Teペレット中の異なる場所で,SRH,磁気抵抗Δρ/ρ(0)を測定し,電子物性の場所依存性を調査した.この結果,RHSの振る舞いがペレットの場所に依存することが分かった.この原因は,固相反応で合成した試料が均一ではなく,Ag2Teの組成比が場所によって異なるためと考えられる.