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[16p-D411-2] 銀カルコゲナイドAg2Teにおける電子物性の場所依存性
キーワード:銀カルコゲナイド、場所依存性、電子輸送特性
固相反応法で合成したAg2Teでは,ゼーベック係数Sとホール係数RHの符号が一致しないという問題があった.この原因を探るため本研究では,Ag2Teペレット中の異なる場所で,S,RH,磁気抵抗Δρ/ρ(0)を測定し,電子物性の場所依存性を調査した.この結果,RHやSの振る舞いがペレットの場所に依存することが分かった.この原因は,固相反応で合成した試料が均一ではなく,Ag2Teの組成比が場所によって異なるためと考えられる.