2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

21 合同セッションK「ワイドギャップ酸化物半導体材料・デバイス」 » 21.1 合同セッションK 「ワイドギャップ酸化物半導体材料・デバイス」

[16p-E102-1~12] 21.1 合同セッションK 「ワイドギャップ酸化物半導体材料・デバイス」

2023年3月16日(木) 13:30 〜 16:45 E102 (12号館)

大島 孝仁(物材機構)、金子 健太郎(立命館大)

15:00 〜 15:15

[16p-E102-7] α-Ga2O3/Al2O3超格子のバンド構造解析

河村 貴宏1、秋山 亨1 (1.三重大院工)

キーワード:酸化ガリウム、超格子、第一原理計算

Ga2O3の準安定相の1つであるα-Ga2O3は同じ結晶構造を持つα-Al2O3との混晶やヘテロ構造、超格子構造の形成が可能である。ヘテロ構造や超格子構造においては各層の格子定数差によって格子歪みが発生するため、コヒーレント成長可能な膜厚の制限や成長条件の最適化が課題となっておりまだまだ開発途上であるが 、今後のデバイス応用を見据えて、結晶成長技術の向上と共にその基本的特性の理解が必要である。そこで本研究ではα-Ga2O3/Al2O3超格子におけるバンドエンジニアリングの指針を得ることを目的として、第一原理計算を用いてバンド構造解析を行った。