2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[16p-PB02-1~15] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2023年3月16日(木) 16:00 〜 18:00 PB02 (ポスター)

16:00 〜 18:00

[16p-PB02-7] 室温における生きた昆虫細胞の接着界面の可視化〜バイオハイブリッド匂いセンサーへの応用を目指して〜

松崎 賢寿1、照月 大悟2、佐藤 奨真3、吉川 洋史1 (1.阪大院工、2.東北大院工、3.埼大院理工)

キーワード:細胞接着、バイオハイブリッド匂いセンサー、反射干渉顕微法

昆虫細胞には、哺乳類細胞が生きられない室温環境下でも生育する強靭さを有し、昆虫嗅覚受容体は標的の匂い分子を高感度・選択的に検出するセンシング性能がある。本研究では、バイオハイブリッド匂いセンサーの核となる昆虫細胞の接着界面を光干渉で可視化し、表面の体毛(糖の鎖)の静電的反発力が少ないことを発見した。本システムは、接着界面の構造を制御した多様なバイオハイブリッドセンサー開発に繋がる可能性秘めている。