[17a-A304-1~7] 加速器質量分析の現状と未来

[17a-A304-6] 炭素14年代測定における試料処理－埋没資料と樹木年輪を中心に－

〇坂本 稔^1,2 (1.歴博、2.総研大)

キーワード：炭素14年代法、加速器質量分析法、前処理

加速器質量分析法による炭素14年代測定（AMS-¹⁴C法）は，資料の僅少化と測定の効率化をもたらした。一方で，考古学や歴史学，宇宙地球科学など関連諸科学から要請される年代測定資料の種類や状態は多様であり，その全てに最適な前処理法で応えることは容易ではない。講演では需要の高い埋没資料と樹木年輪を中心に，確度の高いAMS-¹⁴C法に必要な前処理方法について述べる。