2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.4 アナログ応用および関連技術

[17a-D221-1~10] 11.4 アナログ応用および関連技術

2023年3月17日(金) 09:00 〜 11:45 D221 (11号館)

島田 宏(電通大)、小嶋 崇文(国立天文台)

09:00 〜 09:15

[17a-D221-1] メンブレンを用いたSTJ検出器の基板除去によるノイズ低減評価

野口 剛志1,2、柴﨑 大我1、藤井 剛2、志岐 成友2、菊地 貴大2、田井野 徹1 (1.埼玉大院、2.産総研)

キーワード:超伝導トンネル接合検出器、STJ検出器、軽元素分析

超伝導トンネル接合(通称:STJ)検出器は通常Si基板上に作製され、検出器厚は数100 nmと非常に薄い。そのため、入射した高エネルギーX線の多くはSi基板に吸収され、フォノンノイズとして大きなノイズ要因となっている。そこで、Si基板を除去した構造を実現させるため、SiO2/SiN/SiO2からなる自立メンブレン上に形成されるSTJ検出器の開発を行い、フォノンノイズの低減効果を検証した。