2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.7 医用工学・バイオチップ

[17a-E102-1~11] 12.7 医用工学・バイオチップ

2023年3月17日(金) 09:00 〜 12:00 E102 (12号館)

竹原 宏明(東大)、細川 千絵(大阪公立大)

09:30 〜 09:45

[17a-E102-3] 集光フェムト秒レーザー照射に伴う神経回路網の誘発応答パターン

瀬川 夕海1、箕嶋 渉2、大谷 莞1、増井 恭子1、細川 千絵1 (1.阪公大院理、2.情通研未来ICT)

キーワード:集光フェムト秒レーザー、培養神経回路網、細胞外電位多点計測

神経活動の時空間パターンは外部刺激により変化し,記憶や学習に深く関わる.本研究では,集光フェムト秒レーザー照射に伴う誘発応答における神経バースト活動を解析した.ラット海馬由来神経細胞にレーザーを集光すると細胞外電位スパイク数の増加が確認され,電気刺激の場合と比較して神経バースト活動の持続時間の長期化が顕著にみられた.本手法が神経活動の時空間パターン変化のメカニズム解明に有用であることが示唆された.