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[17a-E302-3] FMO-DPD 法と内殻励起計算を用いた脂質二重膜親水基へのイオン配位状態の評価
キーワード:脂質二重膜、リバースマップ、内殻励起計算
生理的条件下において、水溶液中のカチオンと生体膜との特異的な相互作用が膜の機能、安定性に大きな影響を与えることが知られているが、その影響の系統的な評価は未だ途上である。本発表ではフラグメント分子軌道(FMO)法で算定した相互作用を粗視化シミュレーションに用いるFMO-DPD法 [3]と内殻励起計算により、脂質二重膜へのイオン配位の濃度依存性を評価した。その結果、脂質分子P=O基へのNa+配位によるピークシフトが実験と一致した。