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[17a-PA05-1] 異なる基板温度で堆積したCat-CVDSiNx膜を有するp型結晶Si太陽電池モジュールの電圧誘起劣化
キーワード:電圧誘起劣化、触媒化学気相堆積法
Cat-CVDにて異なる堆積温度で形成したSiNx膜を有するモジュールの電圧誘起劣化(PID)挙動の調査を行った。基板温度150–550 ℃でSiNx膜を堆積したセルを用い、モジュールを作製した。PID試験(−1000 V, 85 °C)を行い、Suns–Voc測定でpFFを評価した。その結果、Naで修飾された積層欠陥に伴う並列抵抗の低減による、PID試験時間の増大に伴うpFFの減少を確認した。また、SiNx堆積時の基板温度により、pFF低減の挙動が異なる傾向が確認され、SiNxの膜特性によりモジュールPID耐性に差異が生じることを示唆する結果を得た。