2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[17a-PB01-1~25] 21.1 合同セッションK 「ワイドギャップ酸化物半導体材料・デバイス」

2023年3月17日(金) 09:30 〜 11:30 PB01 (ポスター)

09:30 〜 11:30

[17a-PB01-3] 石英ガラス基板上に成膜したCu2O薄膜の配向変化

吉田 朱里2、舩木 修平1、〇山田 容士1 (1.島根大総理工、2.島根大自然)

キーワード:太陽電池、スパッタリング、結晶性

2.1 eVのバンドギャップを有したCu2Oは,赤色より長波長の光を透過することから,タンデム型太陽電池のトップセルとして使用可能である。スパッタリングによるCu2O成膜において,Cuを添加したCu2Oターゲットを用いると,無加熱成膜において石英ガラス基板上で結晶が (200)配向し結晶性も向上する。そこで,成膜温度を変化させた時のCu2O膜の配向性と結晶性を調べたところ,特定の温度で (111)配向膜が得られることが分かった。結晶性は加熱成膜によってもCu添加Cu2Oターゲットを用いた方が優れていた。