[17p-A201-1~15] 3.1 光学基礎・光学新領域（旧3.2「材料・機器光学」と統合）

[17p-A201-2] ナミハンミョウの特異な構造色の発色原理について

〇伊藤 和真¹、山下 和真¹、桑原 裕司¹、服部 卓磨¹、齋藤 彰¹ (1.阪大工)

キーワード：構造色

ナミハンミョウ(C. Japonica)はハンミョウ科に属する甲虫で、前翅に赤、緑、白、紺と多様な色を持ち、前翅と腹側で光沢の有無が異なる等、興味深い性質がある。本種の発色（多色性）や光沢感の起源について、微細構造から調べた。前翅4色部の起源は、赤、緑色部が多層膜干渉と実証でき、紺、白色部は色素との関連が示唆された。また前翅と腹側の光沢の違いは表面微細構造によることが、シミュレーションで再現された。