2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

CS コードシェアセッション » 【CS.4】 3.10 フォトニック構造・現象、3.12 半導体光デバイスのコードシェア

[17p-A303-1~10] CS.4 3.10 フォトニック構造・現象、3.12 半導体光デバイスのコードシェアセッション

2023年3月17日(金) 13:30 〜 16:15 A303 (6号館)

浅野 卓(京大)、太田 泰友(慶大)

14:30 〜 14:45

[17p-A303-5] InP系二重格子フォトニック結晶レーザーの高温単一モード動作

伊藤 友樹1,2、河野 直哉1,2、青木 健志1,2、藤井 康祐1,2、高田 賢志1,2、吉永 弘幸1,2、藤原 直樹1,2、小笠原 誠1、田中 礼1、八木 英樹1、柳沢 昌輝1、吉田 昌宏2、井上 卓也2、メーナカ デゾイサ2、石崎 賢司2、野田 進2 (1.住友電工、2.京大院工)

キーワード:フォトニック結晶レーザ、フォトニック結晶、InP系レーザ

フォトニック結晶レーザー(PCSEL)は、活性層近傍に設けた2次元フォトニック結晶による2次元共振を利用した面発光型の半導体レーザーである。原理的に、大面積でコヒーレントなレーザー発振が得られるため、高出力・高ビーム品質なレーザーが作製可能である。我々は、この特徴を活かした通信およびセンシング用光源として、光通信波長帯(1.3~1.55 mm)のInP系PCSELを検討している。これまでに、二重格子PCの導入により室温CW駆動において、250 mWの高出力かつ単一モード動作を実証した。今回は、その温度特性を評価し、80℃においても単一モードかつ単峰な遠視野像が得られたので報告する。