[17p-A405-1~14] 3.6 レーザープロセシング（旧3.7）

△ [17p-A405-3] 鉄鋼材料への炭化水素液中での短パルスレーザー照射による耐摩耗性表面作製

〇鈴木 基生¹、田中 良樹¹、中村 友哉¹、劉 暁旭¹、前川 覚¹、糸魚川 文広¹、小野 晋吾¹ (1.名工大)

キーワード：レーザープロセッシング、表面改質、耐摩耗性表面

工作機械内部において切削加工と表面処理を同じプロセスで行うために、潤滑油が付着した状態でのレーザー照射による表面処理手法の有効性についての検証をおこなった。そこで本研究では工作機械内部に搭載可能な小型で高いピークパワーを有するマイクロチップレーザーを使用した。潤滑油であるPAO4中で摺動部品に多く用いられる鉄鋼材料であるSCM440へのレーザー照射により表面改質及び、改質による摩擦特性の改善が確認された。さらに改質層において炭化鉄の形成が確認されており本研究で用いた手法は潤滑油を炭素供給源として炭化現象を用いた表面処理の手法として期待される。