2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.5 超高速・高強度レーザー(旧3.6)

[17p-A501-1~12] 3.5 超高速・高強度レーザー(旧3.6)

2023年3月17日(金) 13:00 〜 16:15 A501 (6号館)

足立 俊輔(京大)、関川 太郎(北大)

13:00 〜 13:15

[17p-A501-1] [第53回講演奨励賞受賞記念講演] MHz繰返しアト秒パルス光源に向けた1.7サイクル高強度光パルス発生

岡本 拓也1、永井 恒平1、国橋 要司1、篠原 康1、眞田 治樹1、陳 明彰2、小栗 克弥1 (1.NTT物性研、2.清大)

キーワード:超高速光学、非線形光学、パルス圧縮

本研究では80 W平均出力Yb: KGWレーザーとMulti-Plate Continuum圧縮法を組み合わせることで, MHz繰返しレートにおいて世界最短1.7サイクルの35 µJ高強度パルスを発生することに成功した. この1.7サイクルパルス光源は, アト秒パルス発生に必要な1014 W/cm2を超える優れた集光性能を示すことから, 低繰返しレートによって実現が妨げられているコヒーレントトモグラフィ等の新規アト秒光計測を切り開くと期待できる. 講演では, MHz繰返し単一アト秒光源の実現に向けた高次高調波発生に関する最近の取り組みを紹介する予定である.