2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

15 結晶工学 » 15.4 III-V族窒化物結晶

[17p-B401-1~15] 15.4 III-V族窒化物結晶

2023年3月17日(金) 13:15 〜 17:30 B401 (2号館)

室谷 英彰(徳山高専)、久志本 真希(名大)、大音 隆男(山形大)

13:45 〜 14:00

[17p-B401-3] 飽和蒸気圧水処理でAlNを処理することによって形成される変質層の結晶面依存性

〇(B)山田 凌矢1、松原 衣里1、長谷川 亮太1、近藤 涼輔1、薮谷 歩武1、服部 光希1、西林 到真1、井本 圭紀1、榊間 隆一郎1、岩山 章1,2、岩谷 素顕1、竹内 哲也1、上山 智1、熊谷 慎也1、丸山 隆浩1、三宅 秀人2、小林 信太郎3、山本 泰司3 (1.名城大学理工、2.三重大・院・工、3.(株)リガク)

キーワード:窒化物

本研究室では、サファイア基板上にAlNナノピラーを形成したテンプレート上に成長したAlGaNを加熱した飽和蒸気圧水で処理することにより、AlGaN基板から剥離が可能であることを報告している。この処理によって変質層が形成されることが分かっており、本検討ではこの変質層の面方位依存性を調査した。実験方法は AlNのAl極性面、N極性面、m面、a面の4つの結晶面の試料を飽和蒸気圧水で処理した。結果、Al極性面は変質層が形成されず、N極性面は変質層が形成された。またm面、a面はエッチングされた領域が確認された。この結果から剥離のメカニズムを考察する。