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△ [17p-B409-1] 回転型ケルビンプローブによる水素結合を持つ極性分子蒸着薄膜の自発配向分極の観察
キーワード:自発配向分極、回転型ケルビンプローブ、水素結合
永久双極子モーメントを持つ分子を真空蒸着するだけで、自発配向分極(SOP)によって膜厚方向に巨大な電位差を生じる現象はGiant Surface Potential(GSP)として知られている。SOPの要因として、配向秩序を誘起する分子間力と配向分極を抑制する双極子―双極子相互作用が考えられている。本研究では、van der Waals力よりも強い分子間水素結合をもつ有機分子薄膜をとりあげ、水素結合系分子群で有効なGSPが得られるのかを調べ、SOP材料としての可能性を検討する。