[17p-B409-1~17] 12.1 作製・構造制御

[17p-B409-11] 微小共振器と強結合した有機分子の蛍光アップコンバージョン

〇(M1)角谷 聡太¹、田中 菜月²、石田 真敏²、杉浦 健一²、古田 弘幸³、神野 莉衣奈¹、深津 晋¹ (1.東大院総合文化、2.都立大理、3.立命大総合科学)

キーワード：アップコンバージョン、微小共振器、ポラリトン

微小共振器と強結合した有機分子の蛍光アップコンバージョンの測定を行った。BODIPY 誘導体を含むポリスチレンのドロップキャスト薄膜を誘電体多層膜ミラーで挟んだ微小共振器を用い、サブギャップレーザー励起で角度分解発光を測定した。共振器モードの干渉縞が励起光(532 nm)の200 meV上方まで伸び、発光が活性層由来であることを意味する。一方、短波長端は角度に依存したが、これはフォノン以外にポラリトン間相互作用の寄与を示す。