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△ [17p-B409-5] Ph-BTBT-Cnが薄膜中で示す構造再配列
キーワード:赤外分光法、スピンコート法、有機半導体
Ph-BTBT-Cnは高性能有機半導体材料として注目されており、薄膜中の結晶構造が電荷輸送特性に大きく影響を及ぼすため、その制御機構を解明することが重要である。本研究では,スピンコート法により製膜した薄膜を室温で放置すると,速度論的に有利な薄膜相から熱力学的に安定なバルク相へと構造転換することをX線回折により明らかにした。さらに、赤外分光法を用いた構造解析により、この構造転換にアルキル側鎖が果たす役割も解明した。