2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.4 薄膜新材料

[17p-D419-1~15] 6.4 薄膜新材料

2023年3月17日(金) 13:30 〜 17:45 D419 (11号館)

村岡 祐治(岡山大)、清水 亮太(東工大)

14:00 〜 14:15

[17p-D419-2] 置換元素選択によるY3Fe5-xMxO12 (M=Al, Ga, In, Cr, Mn, Co-Si)薄膜のスピン凍結温度の制御

〇(M2)寺尾 健裕1、山原 弘靖1、関 宗俊1、田畑 仁1 (1.東京大学)

キーワード:スピングラス、希土類鉄ガーネット

希土類鉄ガーネット(RIG)の一種のY3Fe5O12 (YIG)は、スピン波減衰が極めて小さくスピン波素子として注目される。近年RIG系のLuIGにCo, Siを共添加しスピングラス化することで、低い減衰定数を保持しながらもスピングラス磁性による長期増強作用が報告された。スピングラスは脳型素子応用の観点で興味深いが、動作温度が低く高温化が課題である。本報告ではYIGにAl, Ga, In, Cr, Mn, Co-Siを置換しスピン凍結温度を変え、RIG系スピングラスの物質設計指針を議論する。