2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

10 スピントロニクス・マグネティクス » 10.1 新物質・新機能創成(作製・評価技術)

[17p-D704-1~16] 10.1 新物質・新機能創成(作製・評価技術)

2023年3月17日(金) 13:30 〜 18:15 D704 (11号館)

永沼 博(東北大)、浜屋 宏平(阪大)、伊藤 啓太(東北大)

18:00 〜 18:15

[17p-D704-16] (Bi,La)(Fe1-yMy)O3 (M = Co,Ni)強磁性・強誘電性薄膜におけるBサイト置換元素種および置換量が磁気特性に及ぼす影響

鈴木 悠太1、尾関 拓海1、江川 元太1、〇吉村 哲1 (1.秋田大理工)

キーワード:強磁性・強誘電薄膜、垂直磁気異方性、キュリー温度

強磁性強誘電体薄膜を電場駆動の高集積磁気デバイスに適用するには、高い飽和磁化、垂直磁気異方性、および高いキュリー温度が必要である。BiFeO3系強磁性強誘電体薄膜の磁気特性を改善することを目的とし、(Bi,La)(Fe,Co)O3および(Bi,La)(Fe,Ni)O3薄膜を作製した。25 at%のCo置換を施した(Bi,La)(Fe,Co)O3薄膜で78 emu/cm3の高い飽和磁化が、30 at%のNi置換を施した(Bi,La)(Fe,Ni)O3で大きな垂直磁気異方性と475 ℃以上の高いキュリー温度が、それぞれ得られた。