2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.7 医用工学・バイオチップ

[17p-E102-1~20] 12.7 医用工学・バイオチップ

2023年3月17日(金) 13:00 〜 18:30 E102 (12号館)

坂田 利弥(東大)、田中 貴久(東大)、安浦 雅人(産総研)

15:00 〜 15:15

[17p-E102-8] 格子結合型表面プラズモン共鳴を利用した高感度暗視野検出法の開発

吉田 潤平1、〇名和 靖矩1、田和 圭子1 (1.関西学院大理工)

キーワード:格子結合型表面プラズモン共鳴、非標識センサー、暗視野顕微鏡

表面プラズモン共鳴 (Surface Plasmon Resonance:SPR)による電場の増強効果を利用した蛍光イムノセンサーは、高い感度を有する一方で、蛍光標識抗体の調製が困難であったり、その非特異吸着が課題である。本研究では、蛍光標識を利用せずに、格子結合型SPRにより増強した散乱光を検出する、高感度・非標識センサーの開発を目的とする。実験結果から、直径200 nmの蛍光標識ナノ粒子で散乱される光が増強され、高感度に観察できることが示された。