2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

FS フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」 » FS.1 フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」

[18a-A410-1~9] FS.1 フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」

2023年3月18日(土) 09:00 〜 11:30 A410 (6号館)

中根 了昌(東大)、佐藤 昇男(NTT)

09:45 〜 10:00

[18a-A410-4] イオン液体リザバー素子における動作電力及び学習精度の金属イオン濃度依存性

久保 祐樹1,2、松尾 拓真1,2、米澤 雅陽1,2、島 久2、内藤 泰久2、秋永 広幸2、伊藤 敏幸3、野上 敏材4、小林 正和1,5、木下 健太郎1 (1.東理大理、2.産総研、3.豊田理研、4.鳥取大工、5.長瀬産業)

キーワード:物理リザバー、金属イオン濃度、イオン液体

機械学習手法の一つとして, リザバーコンピューティング (RC) が注目されている. 我々はこれまで, 金属イオン添加イオン液体 (IL) 酸化還元に伴うファラデー電流を用いたRCの開発を行ってきた. 本研究においてILに添加する金属イオン濃度と学習性能の関係を評価した結果, 入力電圧2.0 V時では, 金属イオン濃度の減少と共に消費電力が単調に減少する一方, 学習性能においては, 金属イオン濃度に最適値が存在することが明らかになった.