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[18a-B409-3] バルクヘテロ有機半導体層を用いた光アドレス電位差センサ
キーワード:光アドレス電位差センサ、有機半導体、バルクヘテロ接合
光アドレス電位差センサ(light-addressable potentiometric sensor(LAPS))は電解液の表面電位をイメージングする素子であり、各種感応膜と組み合わせて化学種イメージングにも利用される。従来、LAPSはシリコンを用いて作製されてきたが、硬くて厚く生体適合性が低いなどの課題があった。2021年にはC60を用いたLAPSも報告されたが、大気安定性やバイポーラ特性である点に課題が残る。本研究では、バルクヘテロ有機半導体層を用いることにより、柔軟で生体適合性が高く、かつ大気安定な有機LAPSの開発に取り組んだ。