2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[18a-D411-1~11] 2.2 放射線物理一般・放射線応用・発生装置・新技術

2023年3月18日(土) 09:00 〜 12:00 D411 (11号館)

富田 英生(名大)、渡辺 賢一(九大)

11:45 〜 12:00

[18a-D411-11] 宇宙線ミュオンを用いた磁場イメージング (Magic-µ)
ー透過法による巨大磁場のシミュレーションー

金 政浩1、Basiri Hamid1、Cortina Gil Edualdo2、Giammanco Andrea2 (1.九大総理工、2.UCLouvain)

キーワード:磁場ミュオグラフィ、宇宙線ミュオン、透過法

我々は現在宇宙線ミュオンが荷電粒子であることに着目して、磁場ミュオグラフィ (Magic-µ, MAGnetic field Imaging by Cosmic-ray Muon)を提案し、その検出器および解析法の開発に着手している。Magic-µでは計測対象磁場領域を透過してきたミュオンのみを計測する定性磁場イメージング(透過法)と、計測対象磁場領域を飛跡検出器で挟むことで通過前後のミュオン飛跡の変化を計測し、より詳細な磁場情報を得る手法(偏向法)の2種を開発することを目的としている。本報告では、巨大な磁場を一度に計測可能な透過法について、核融合炉を模したテスラオーダーの強力な磁場のイメージングのシミュレーションから、実用化に向けた計測条件について検討した結果について取り扱う。