2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.7 医用工学・バイオチップ

[18p-E102-1~13] 12.7 医用工学・バイオチップ

2023年3月18日(土) 13:30 〜 17:00 E102 (12号館)

横式 康史(東工大)、木野 久志(東北大)

16:45 〜 17:00

[18p-E102-13] 形状パラメータ最適化による高感度MEMS表面応力ガスセンサ

十亀 龍星1、阪上 天斗1、崔 容俊1、野田 俊彦1、澤田 和明1、高橋 一浩1 (1.豊橋技科大工)

キーワード:ファブリペロー干渉計、表面応力センサ、揮発性有機化合物

サブppmのEtOHガスが検出可能な光干渉型MEMS表面応力センサの開発に取り組んでいる。EtOHガス分子がガス吸着膜PMMAに付着すると膜が収縮し、沈む方向に変形する。この変形を反射スペクトルのピークシフト量として測定した。表面応力センサでは、膜厚の薄膜化が感度を向上させるが、感応膜の厚膜化により表面応力が増大し、膜厚190 nmで最も感度が高くなった。その結果、以前報告したセンサの4分の1の量のエタノールを検出することに成功した。