The 125th Annual Meeting of Japanese Society of Animal Science

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口頭発表

[XIV-29-25_27] 畜産物利用(XIV-午後)

Fri. Mar 29, 2019 2:30 PM - 3:00 PM 第XIV会場 (8号館百周年記念ホール)

Chairman:Minoru Yamanoue(Graduate School of Agricultural Science, Kobe University)

2:40 PM - 2:50 PM

[XIV29-26] 「ゆで」調理した豚肉の消費者嗜好に調査地域が及ぼす影響

Sasaki Keisuke1, Watanabe Genya1, Maeda Keisuke2, Motoyama Michiyo1, Nakajima Ikuyo1, Aonuma Tatsuya3, Homma Fumika4, Obana Naoaki4, Kohira Kimiko4, Saito Kaoru4, Watanabe Minori4, Kobayashi Miho1, Narita Takumi1, Ojima Koichi1, Hagi Tatsuro1, Nomura Masaru1, Oe Mika1, Muroya Susumu1, Matsumoto Mazunori4 (1.Institute of Livestock and Grassland Science, NARO, 2.Wakayama Pref. Livestock Exp. Sta., 3.Miyagi Pref. Livestock Exp. Sta., 4.National Livestock Breeding Center)

【緒言】我が国では食肉に関する食習慣に地域差があり,これまでに演者らは牛肉に対する嗜好性や豚肉に対する意識に地域差があることを報告している.しかし,豚肉に対する嗜好性に地域差があるかは知見がない.そこで今回,関東と関西で豚肉の嗜好性に差があるかどうか,消費者型官能評価で検証したので報告する.【方法】「ゆで」調理した7種類の豚肉サンプルの好ましさを関東(つくば市周辺)および関西(大阪市周辺)の合計107名の一般消費者に評点法で評価させた.評点データは豚肉サンプルの種類と調査地域,および年齢層と性別を主効果とした混合モデル分散分析で解析した.【結果】サンプルの種類により評点は有意に(P<0.05)異なった.調査地域については,関西よりも関東の消費者が全体的に優位に(P<0.05)高い評点を付した.しかし,調査地域とサンプルの種類の間に有意な相互作用は認められず(P>0.05),「どのような品質のサンプルをより好むか(もしくは好まないか)」については関東と関西で違いはない可能性が示唆された.