The 126th Annual Meeting of Japanese Society of Animal Science

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口頭発表

6. 管理・環境

管理・環境

Thu. Sep 19, 2019 9:30 AM - 11:30 AM 第IV会場 (4番講義室)

座長:竹田 謙一(信州大)、長谷川 輝明(千葉県畜産総合研究セ)、青山 真人 (宇大農)

10:40 AM - 10:50 AM

[IV-19-08] バイオガス中の硫化水素を酸化する細菌について

*岡本 英竜1、小島 栄美1 (1. 酪農大農食環境)

【目的】バイオガスをエネルギー利用する際,バイオガス中の硫化水素は燃焼時に亜硫酸ガスとなり,燃焼機器を腐食するため脱硫する必要がある.脱硫方法については微生物による生物脱硫が実用化されているが,その詳細な情報は十分ではないことから,硫黄酸化細菌を調査対象とした.【方法】バイオガス脱硫において析出した硫黄を採取し,培養と分子生態(PCR-DGGE:16S-rDNA)を試みた.【結果】気相を生物脱硫環境のガスを導通した培養においてのみコロニー形成が認められ,Sulfurimonas denitrificans選択培地上に出現した細菌は,Halothiobacillus neopolitanus (98%:1409/1436) に高い相同性であった.硫黄粒子試料からのPCR-DGGEでも,Halothiobacillus neopolitanus (100%:160/160)のDNAバンドが検出された.