The 128th Annual Meeting of Japanese Society of Animal Science

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ポスター発表

2. 遺伝・育種

2. Genetics/Breeding

[P2-09] MIJカメラを用いた画像解析による牛ロース芯面積の測定およびBMS判定精度の検証

〇Masataka Shimabukuro1, Atsushi Kano2, Hisashi Komine2, Keigo Kuchida1 (1.Obihiro Univ. , 2.MIJ labo)

【目的】狭い牛枝肉横断面でも撮影が可能なMIJカメラを用い、ロース芯面積の計測およびBMSの推定を行い、機械格付の可能性を検討した。【方法】2019年10月から12月に全国複数か所の食肉処理場において、MIJカメラを用い計1,047頭の枝肉横断面を撮影した。データにはそれらの格付ロース芯面積、格付BMSおよび画像解析形質を使用した。また、画像解析形質は専用の画像解析ソフトを用いて算出した。BMS推定にはBMS区分推定法を用いた。すなわち、脂肪面積割合、あらさ指数および新細かさ指数の組み合わせにより推定BMSを定めた。推定BMSから格付BMSを減じたものをBMS差とした。【結果】全個体についてのロース芯面積、脂肪面積割合、あらさ指数および新細かさ指数の平均±標準偏差は、それぞれ61.1±17.9(cm²)、48.6±11.0(%)、16.7±5.6(%)および76.5±17.0であった。また、全個体におけるBMS区分推定法によるBMS差±1および±2以内の割合は、それぞれ83.5%および97.0%、格付ロース芯面積とMIJカメラから求めたそれとの相関係数は、r=0.71であった。さらに、格付BMSごとのBMS差が±1以内の割合は、BMSNo.2から順にそれぞれ93.8、94.8、87.0、86.9、73.6、94.4、72.2、75.5、58.3、51.9および81.8%であった。