[P6-12] 増体管理システムで飼養管理されている肥育豚の摂食パターンと増体の推移
【背景と目的】養豚において、個体ごとの摂食行動を記録するシステムが開発されているが、このシステムでは、多くの場合、同時に摂食できる個体は一つの群で1頭のみである。本研究では、このシステムにおいて飼養されている肥育豚の増体と摂食パターンを解析し、その関連について検討した。
【材料と方法】Nedap社の「Pig Performance Testing」(以下PPT)が設置された豚房において飼養管理された肥育豚4群(グループ1およびグループ2はLWD、2017年2月15日から約90日間:グループ3およびグループ4はWLD、2019年1月8日から約40日間)のデータを使用した。各グループの頭数は10~13頭であり、それぞれにPPTが一台設置されていた。各個体のPPT利用1回あたりの摂食量の推移と体重の推移、およびそれらの関連について検討した。
【結果と考察】飼養の初期には、PPT利用1回あたりの摂食量の最大値は、摂食回の経過とともに増加した。しかしながら、いずれのグループにおいても、 ある時期から1回あたりの摂食量の大部分が20 g以下か、約400~500 gで揃うようになった。また、この摂食量の変化の発生と同時に、体重の増加が一時的に抑制されていた。この摂食パターンと増体の変化が起こった時期は、グループ間では異なっていたが、グループ内では1~3日間の間にほぼ全ての個体に起こっていた。
【材料と方法】Nedap社の「Pig Performance Testing」(以下PPT)が設置された豚房において飼養管理された肥育豚4群(グループ1およびグループ2はLWD、2017年2月15日から約90日間:グループ3およびグループ4はWLD、2019年1月8日から約40日間)のデータを使用した。各グループの頭数は10~13頭であり、それぞれにPPTが一台設置されていた。各個体のPPT利用1回あたりの摂食量の推移と体重の推移、およびそれらの関連について検討した。
【結果と考察】飼養の初期には、PPT利用1回あたりの摂食量の最大値は、摂食回の経過とともに増加した。しかしながら、いずれのグループにおいても、 ある時期から1回あたりの摂食量の大部分が20 g以下か、約400~500 gで揃うようになった。また、この摂食量の変化の発生と同時に、体重の増加が一時的に抑制されていた。この摂食パターンと増体の変化が起こった時期は、グループ間では異なっていたが、グループ内では1~3日間の間にほぼ全ての個体に起こっていた。